出発前に、入浴車や、搭載している浴槽、その他の機材に不備がないか確認します。迅速かつ丁寧な入浴サービスは、機材ひとつにでもトラブルが発生すると実現できません。そのため、入念な出発前点検を徹底しています。
出発前の準備が完了したら、ヘルパー・看護師とともに入浴車で出発します。入浴車の運転はオペレーターの大事な仕事。1日の訪問ルートを把握したうえで、定刻どおりの訪問を目標に安全運転で巡回します。
お客様のご自宅に到着すると、居室内に浴槽を運び込みます。アサヒサンクリーンの浴槽は改良を重ねた末に軽量化を実現しているため、オペレーターひとりでも持ち運びが可能です。
入浴の準備が完了したところで、ヘルパーと協力してお客様がお湯の溜まった浴槽に入るのをお手伝いします。お客様の安全を最大限確保するため、ヘルパーと息を合わせて同時に抱きかかえます。このとき、お客様を包みこむように抱える姿勢を徹底します。
洗身・洗髪のサービス中に、オペレーターはお客様のベッドメイキングを行います。お客様に入浴後も快適な時間をお過ごしいただくため、アサヒサンクリーンは小さな心づかいにもこだわっています。
入浴を終えたお客様がベッドに戻るのをお手伝いし、浴槽の撤収作業を行います。浴槽やシートはくまなく丁寧に洗浄・乾拭きし、次のお客様も快適に入浴できる状態に保つことが重要です。
一見するとヘルパーと同じ業務内容にも思えるオペレーターには、入浴サービスだけでなく入浴車の運転業務が求められます。お客様のご自宅に到着すると浴槽を運び込み、入浴車に搭載している湯沸かし器で浴槽にお湯を供給。1日で6~8件ほどのお客様を訪問するため、男性として道具の搬入搬出などの肉体労働を主導することで効率的なサービスが実現できるよう心がけています。そして、最も気を遣うのが、お客様がベッドから浴槽へと移るのをお手伝いするときです。お客様に安心して体を預けていただけるよう、オペレーターとヘルパーで息を合わせなければならない緊張の瞬間。そのため、スタッフ間でのコミュニケーションを深めることも大事な仕事と言えます。
訪問入浴サービスの要は「人財」であることは間違いないですが、そのサービスを支える車や搭載機器が十分機能しなければ、最高のサービスを実現することはできません。そんな作業条件のなか、オペレーターができることはメカニック関連の知識・技術で訪問入浴をサポートすること。入浴車のメンテナンス方法など研修を通じて習得し、不測の事態にも備えることで、実際サービスの現場でも機器トラブルに対応できます。こうした訪問入浴サービスに関連するスキルを身につけることで心にも余裕が生まれ、お客様宅でも自然と笑顔で接することができるようになりました。オペレーターとしての自信が生まれたのだと思います。
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